マジすか学園2小説(友情)

□チームホルモン。
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今日もチームホルモンはホルモン中。

「美味いよな〜、ホルモンは!」

恍惚の表情のチームホルモンのリーダー、ヲタ。

「ヲタ、毎日言ってるよな、その台詞(笑)」

笑いながらつっこむウナギ。

「美味いからいいじゃん。」

能天気っぽいアキチャ。

「そうだけど、いい加減クドイ。」

毒舌なバンジー。

「まぁ、それがヲタだし…」

名前の割に話すようになったムクチ。

「っていうか、おたべってなんか…不思議だよな。」

「おたべ自体は良い人だと思うんだけど…」

「確か、平和主義で頭もよく喧嘩も強い。前田に頼まれて京都の進学校からきたんだよな。」

「なんや、騒々しいなぁ。」

モノマネをしだすムクチ。

「やめろよ、焦るから!」

「ごめん。」

「何かミステリアスだよな、腹を割って話そうとしないし。」

「んー…過去に秘密があんのかな?」

「うーん…」

「あれ?」

「ムクチ、どうした?」

「そういや…何か人数が増えてるよな…」

「なんや、まだ気付かへんの?」

「「「うわぁー、おたべ!」」」

「ホルモン、美味しかったわ。」

笑みを浮かべるおたべ。

「俺らの選んだホルモンだから当然!」

何故か胸をはるヲタ。

「…あんたらは充分な程強い。自分自身が気付いてへんだけや。」

おたべはヲタの話に耳を貸さず、静かにそう言うと身を翻し去って行く。

「うちらは…強い。」

「自分が…気付いてないだけ…」

おたべの台詞をバンジーとアキチャが反芻する。

「俺たちは最強のチームホルモンだ!」

本日もホルモン日和だ。

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