のんびりしたい

□05 え?なに?
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「おはよう座敷さん」

『おはよう幸村君…柳君』

「今の間はなんだ」

『いや、なんでも…』


私の中で柳君ってなんか怖い設定になってるんだよね。

「まぁいいが…座敷、姫路さくらという女子生徒と面識はあるか?」

『姫路さくら?…いや、知りませんね。誰ですかそれ』

「えっとね、姫路さんっていうのは俺達テニス部にやたらとちょっかいかけてくる子なんだ」


やっぱりテニス部モテるねー。

…あれ?てゆーか俺達?

『え、柳君もテニス部?』

「まあな。いいデータがとれた」


やたらと視線を感じると思ったらテニス部が2人もいるからか。

でも心なしか視線が生暖かいのはなぜだ←


『幸村君と柳君はそのなんとかさんのちょっかいに困っている訳ですね』

「姫路だ」

「俺達っていうよりB組のテニス部員にかな」

『ほうほう…』

「それにテニス部レギュラーの情報をよく知っていた」


それはきっと柳君と同じ類いの人間だからじゃないかな。

と思ったが怖いので言わないでおこう。


『でもさ、情報を知ってるっていうのは別に変じゃないと思うけど』

「何故だ?」

『だってこの学校にいる子なら人気なテニス部の情報ぐらいわかるんじゃないかな?』


私は例外として。


「残念だが座敷、姫路さくらは今年転校してきた生徒だ」

「だからテニス部の情報をよく知ってるのは変なんだよね」


む、難しいな…この会話。



 
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