のんびりしたい

□06 マジですか
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「男子テニス部のマネージャーやってくれないかな?」

『いや、無理ですね』

「…もう少し考えてくれないかな?」


いや、ね?幸村君、考えるもなにもめんどくさい事はしたくないじゃない?


『てゆーかなんで私…』

「ダメ…かな…?」


か、可愛い…だと!?
女神の幸村君が可愛いだと!?


『か、考えさせてください』


って何言ってんのぉぉおぉぉお私!!!!
いくら幸村君が可愛いからってそんな事言ってはダメじゃないか!!!


「いい返事を期待してるよ」


そう微笑んで去って行った幸村君。
考えさせてくださいとは言ったけどマネージャーをやる気は微塵もないしな…。

なんて断るか考えよう。










昼休みなう。B組なう。

お弁当の時間なので沙希を誘いにいきます。


『田中沙希いますか?』

「沙希ちゃん?いないよ」


っていないんかいいいぃぃいぃいぃ!!!!

私達親友じゃなかったのぉぉおぉぉお!?

とか思っていたら誰かに首根っこを掴まれた。
そのまま引きずられていつのまにか裏庭。

てゆーかはなせっ!!


『ゲホッゴホッ、く、苦し…』

「あ、わりぃ…」


おっとこの声は…


『丸井君…凄い汗だよ…』

「ま、まぁな」


なんだか前に保健室で会ったときより疲れてるように見える。
どうかしたんだろうか。


「座敷っていいやつだよな?」

『え、どうした急に』

飴あげただけだよ私。


「ちょっと相談があるんだけどよ…」

『そ、相談とは?』


てか不良でも悩み事とかあるんだね。まぁ人間だしね←


「俺B組なんだけどクラスメイトの姫路さくらってやつがまとわりついてくるんだよぃ」

『それはそれはお気の毒に』


あれ…姫路さくら?聞いたことが…





 
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