のんびりしたい
□07 おまえか
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「ねぇあんたさぁ」
『なんで…しょうか…』
現在放課後です。
何故か今イタい子に話し掛けられて困ってます。
「テニス部のマネージャーに勧誘されてるって本当なの?」
『………は』
なんで知ってんだよ。
「その様子だと図星のようね」
『……』
「ねぇお願いがあるんだけどさぁ、マネージャーになってくれない?」
あの、この子なに言ってるんでしょうか。頭がイタいみたいだ。
「それで信頼できる友達として私をテニス部の皆に紹介して」
『えっと…、それは私が貴方の駒になるって事ですかね?』
「駒ね…いい響きだわ。まぁ簡単にいえばそうゆう事よね」
そうゆう事よねじゃねーよ。なんで知らない人の駒になんてならなきゃいけないんだよ。知ってる人でも嫌だけど。
てゆーかあんた誰だ?誰なんだ!?
「誰だ?って顔してるわね」
どんな顔だよ。
「いいわ教えてあげる。これから協力してもらうんだし」
いや無理無理無理無理無理無理。
協力しねーよ。
「私の名前は姫路さくら」
『姫路って…』
お ま え か
テニス部にちょっかいだしてるやつはこいつだったのか。
うん、まあ納得だよね納得。
「あんたは座敷わらしでしょ」
『…さあね、サヨナラー』
そういって私は姫路さくらから逃げました。
てゆーかなんで私の名前知ってんの怖い。