のんびりしたい

□07 おまえか
1ページ/3ページ



「ねぇあんたさぁ」

『なんで…しょうか…』


現在放課後です。
何故か今イタい子に話し掛けられて困ってます。


「テニス部のマネージャーに勧誘されてるって本当なの?」

『………は』


なんで知ってんだよ。


「その様子だと図星のようね」

『……』

「ねぇお願いがあるんだけどさぁ、マネージャーになってくれない?」


あの、この子なに言ってるんでしょうか。頭がイタいみたいだ。


「それで信頼できる友達として私をテニス部の皆に紹介して」

『えっと…、それは私が貴方の駒になるって事ですかね?』

「駒ね…いい響きだわ。まぁ簡単にいえばそうゆう事よね」


そうゆう事よねじゃねーよ。なんで知らない人の駒になんてならなきゃいけないんだよ。知ってる人でも嫌だけど。

てゆーかあんた誰だ?誰なんだ!?


「誰だ?って顔してるわね」

どんな顔だよ。

「いいわ教えてあげる。これから協力してもらうんだし」

いや無理無理無理無理無理無理。
協力しねーよ。

「私の名前は姫路さくら」

『姫路って…』



お ま え か


テニス部にちょっかいだしてるやつはこいつだったのか。

うん、まあ納得だよね納得。


「あんたは座敷わらしでしょ」

『…さあね、サヨナラー』


そういって私は姫路さくらから逃げました。


てゆーかなんで私の名前知ってんの怖い。




 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ