のんびりしたい

□08 ナチュラルだね
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キーンコーンカーンコーン…

「そもそも学校というのはな…」


あーもうチャイム鳴ってるよ。休み時間だよ。この人どんだけ説教好きなの?飽きないの?

挙げ句の果てに学校とはなんたるかを語り始める始末。

…もう、耐えられません。

誰か救いの手を差し伸べてくださいませ。


ガラガラー

「あれ?真田…と座敷さん?」

「ゆ、幸村…」


キター!!!幸村君キター!!神だわホント神だわ!
もう幸村君大好((

すいません調子のりました。


「こんなところで何やってるの?」

『えっと…?』

「うむ、この女子生徒が遅刻をした」

「だから?」

「だから説教をしていた」

「授業までサボって?」

「……」


つ、強い!幸村君強いよ!!
老け顔ボーイが黙ったよ!!!


「だ、だがな幸村…」

「俺は遅刻しても授業にはしっかりでたほうがいいと思うんだけど」

「…あ、ああそうだな。…すまなかった」

『え、あ、いえ。遅刻した私も悪いので…』


なんかちょっと罪悪感があるんですけど。

顔で笑ってすいません。



キーンコーンカーンコーン…

『あ』

「チャイム鳴っちゃったね。教室行こっか」

『え、うん』


そして私と幸村君は一緒に教室に戻った。

当然遅れた私と幸村君は先生におこられました。

私なんかといたせいで幸村君まで怒られてしまいホントに申し訳ない。



 
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