★ dream
□(短編)かくれんぼ
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昔からかくれんぼが得意だった。
100を数えて、「もういいかい?」と大声でたずねると、
どこからともなく「もういいよ」という友だちの声がする。
その声がする方に歩いていくと、
自然とその子が隠れそうな場所が分かった。
――あの子は狭いところが好きそうだから
――あの子は赤色が好きだから
――あの子の体は小さめだから。
そうやって、
その子が隠れそうな場所を当てるのが好きだった。
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