06/12の日記
15:41
言の葉の庭
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見てきました。
ネタバレはそんなにないと思いますが、
いちおう注意してください。
映画の舞台は新宿御苑なので、
もちろん新宿の映画館に、
雨が降っている日を選んで行ってきましたw
新海さんの映画は良くも悪くも叙情的で
とくに「秒速5センチメートル」などは
モノローグが多く感情を移入しやすく作ってあります。
っていうか、あれはほぼポエムみたいなものかと思います。
だから、草食系男子がとんでもなく感情移入しやすい。
けれど、草食系男子以外が見るとイラっとくることもある。
今回は「星を追うこども」で
そういうものから一旦離れることを経験したことが幸いしてか
今回の「言の葉の庭」ではほどよい距離感を保って描かれていたと思いました。
すがすがしい感じに歌い上げられた歌謡曲みたいな映画となりました。
演出が所々うーんって思うところはあったのですが
ストーリーは王道路線で、よかったと思います。
なにより映像が綺麗です。
1000円払うだけの価値がありました。
ただ惜しむらくは、
もうちょっと主人公を足フェチっぽくしてくれていたらと思いました。
予告のトレーラーを見て
勝手に、足フェチの男の子の恋かーいいねーとか思ってたんですが、そうじゃなかったようです;
残念でした。
でも、考えるとちょっと主人公の靴作りに対する情熱の根拠付けが甘いんですよね。
高校1年生って行ったら、受験が終わって
さあ遊ぶぞ!彼女ほしい!ゲームしたい!っていう時期じゃないですか。
そういう年頃の子が
部屋に職人さんのごとく靴作りする環境を整えてしまうってのは
よっぽどの理由が無い限り、ないでしょって思うんですが…。
主人公がお母さんに家族みんなで靴をプレゼントする思い出の回想?夢?がありましたが、
あそこから強引に解釈すれば、
バラバラになりつつある家族に対する思いが
靴作りに昇華されてるのかなーとなります。
パンフを買ってきてまだ読んでないので
この解釈は間違っているかもしれませんが…。
現実的に考えて、
15才の男の子があれほどまでに靴作りに拘るっていうのは、
「本能に訴えかけてくるから」って方が自然だと思うんですよ。
彼が靴に対して興味を持つことになったきっかけは
実は自分でも気づいていないけど足フェチだったから、とか、
いっそのこと「綺麗な靴をはいた綺麗な足に踏まれたい」とか、そういう耽美的な理由の方がむしろしっくりくると思うんですが。
…うーん、異端っぽい気がするので、ネットだけにして
あまり人に言うのはやめておきますw
とりあえず行ってよかったです!
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