08/03の日記

14:51
サウスパーク シーズン16
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時間があったので、久しぶりにサウスパークを見ました。
昔からずっと見続けてきているんですが、
もうシーズン16ということで、
初期の頃に比べたら、勢いはなくなっているけれど
まだまだ面白いです。


わたしはいつもキリスト登場の回が好きです。
日本で生まれ育ったのなら、
たぶん保護者がクリスチャンで
生まれた時から洗礼を受けている人であったとしても
きっと欧米のキリスト観と同様のものを持っている人は稀だと思います。
(遠藤周作なんかその典型かと思いますが)
だから、あっちの人のキリストに対する人々の反応が新鮮で面白い。
唯一神を持つというのは、どんな感じなんだろうと考えながら見ています。



娯楽番組なのに、
あの風刺の精神を持ったものはなかなかないですよ。
日本だったら、絶望先生が近いのかな。
ただ、絶望先生の場合、
宗教とか政治、国民性など、そういう深いところまで突っ込んでこないから、やっぱりサウスパークの勝ちかな。


サウスパークを見れば、
いまアメリカで何が注目されているかちょっとは分かります。
中立の立場で…とか言いながら、
あまり中立ではない情報を提供しているメディアから熱心に情報を受け取ろうとするよりは、
こういう偏見や批判満載の娯楽番組を見ていくことの方が
今の状況を把握しやすい気がします。


だから、精神年齢が高校生くらいで、
『高校生のための評論文キーワード100』とか
『ことばはちからダ!現代文キーワード』とかを読みながら、
新しい物事の見方をしはじめた頃に
こういうアニメを見ればいいんじゃないかと思います。


かと言って、精神年齢が中学生の子が見て悪いかと言えばそうでもなく、
汚い言葉や下ネタだけに興味を示して見ているうちにサウスパークである程度の批評精神が身につけば、それはそれで良いわけで。
まぁ、でもサウスパークの映画もR15なので
高校生以上が妥当と言えば妥当かと思いますが。

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