短編その2

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*取り繕ってるキタローが理性崩壊して取り繕うのをやめるところまで。最初から最後までヤってるしガッツリ喘いでますので注意です。




























「ゃ、あ、…ぅあ、は、っう」

「気持ちいいね、純也」

「ぅ、ん…ぁ、あっ、ふ、」


パタパタと落ちる汗も乱れる髪も、純也の姿を見る上では邪魔としか思えなくて前髪を雑にかき上げる。多少はクリアになってグズグズと泣いているかわいい姿がよく見える。
涙で濡れた赤い目も、小刻みに喘ぐ声も、絡み付く足も、締め付けてくるナカも、反り返ってお腹に当たるソレも全部が可愛くて変な声が出そうだった。ひとつだけ、シーツにすがり付いている手だけは面白くなくてぐっと奥を押し潰すと声が途切れた。


「ぁ……ッッ、ん、や、だっ、」

「どうして?」

「ぅ、あ、おくっ、も、はいんな…」

「まだ入るよ。いつも入れてるんだから」

「ひぅ…む、り、くるし、ぃ」

「気持ち良すぎて、でしょ?」

「ぅうう、」

「僕のこと、入れて。純也のナカに」

「ッあ…ぅ、ん、ふっ、ゃ、あっ」


まだ僕のは全部入りきっていないのに嫌なんて、意地悪だ。
痙攣を繰り返す足を捕まえて噛みついて痕をつける。あちこちに散らばる鬱血と歯形にお風呂に入ったら染みるだろうなと他人事のように思う。付けたのは紛れもなく僕自身だというのに。
奥に入りたい。僕が、僕だけが入ることを許されてる場所を抉じ開けるように強く穿つと開きっぱなしの口から可愛い声がいくつもこぼれ落ちた。


「ま、って、だめ、みなと、」

「……あは、」

「やだぁ…! むり、ぁ、あ"、」

「はぁ〜、かわいい…可愛いよ純也」

「ッ、ば、か…!」

「うん。バカになりそうなくらい好きだよ」

「ん"っ、ふ、あ、あぁ、だめ、おく、」

「もう少しだから我慢して。ね。」


汗ですっかり濡れた髪に指を滑り込ませ、なだめるように頭を撫でる。突くたびにうねりながらぎゅうぎゅうと締め付けて中へ誘ってくれて、亀頭で閉じている肉を割り開いていくのは気持ち良かった。


「みな、と、」

「なに?」

「も、むり、」

「あとちょっとだから。純也のナカ、僕のでいっぱいにしてあげる」

「ッ〜…んッッ、は、ぁ、」

「結腸まで入ったら、たくさんイかせてあげる。奥、ぎゅうってされるの好きだもんね…?」

「好きじゃ、な」

「嘘つかない」

「あ"、ぅ、」

「僕もね、それをやるとナカが締め付けてきてスゴく気持ちいいんだ」

「は、っ、あぁ、ッや、」

「想像しちゃった? お腹びしょびしょ」

「ひ、ゃ、やだぁあ…!」


自分の腹を汚す先走りを指摘されると顔を真っ赤に染めて顔を両手で隠すから、そっと外してシーツに押し付ける。嫌々と頭を振って必死に顔を背けようとする姿も愛らしく笑みがこぼれた。背中を蹴りつけてきた足は咎めるように強めに叩いておいたけど。


「バカ、へんたいっ、でてけ!」

「ひどいな」

「あぅ、ッ、んあ"、」

「減らず口を叩くココ、塞がなきゃね」

「ん、ぅ、ンンッ」


両手を離して頭を持ち、無駄な抵抗ができないよう首裏を抱えて口づける。無理矢理抉じ開けて舌を絡めて蹂躙してやると負けじと押し返そうとしてくる。噛めばいいのにやらないのは頭に無いのか、堪能しているのか。多分後者だろうけど。
キスをして少し解れたからか、奥に進めることが出来た。ずりずりと酷い音を立てながら空いた隙間を埋めるようにすると締め付けがよりキツくなる。

背中が反り返り、顎を突き出すように痙攣する姿もまたイイ。少し伸びた爪が皮膚を傷つける痛みだって嬉しかった。


「あ"…ぅ、ぁ……!!」

「……あ"ー、きもちい…」

「ん"、ぁ…はっ…」

「分かる? もうちょっとだよ」

「ぁあ、や、ぁ、あ、だめ、」

「開けて。ね、お願い」

「っ……ふ、ふーっ、は、っ、あ、」

「……いい子。」

「ッ〜!!」


わずかに開いた奥に自身をぐっと押し付けて結腸の弁を亀頭で開く。

…やっと根本まで入った。

奥の奥を押し潰す感触にうっとりとした。気持ちいい。暴力的な快感に支配されてしまった純也が落ち着くまで動くのを待ってやる。涙で濡れる目尻を指の腹で拭っても次から次へと溢れてくるから意味がない。口も緩んだままで、短く浅い呼吸を繰り返して晒されたままの喉仏に噛みついた。


「純也。」

「ッ…あ、ぅん…」

「気持ちいいね」

「ん…あ、は」

「純也?」

「ぁあ…、いつもより、おっきくていっぱい…」

「っ、」

「あぅ、また、でかくしないで、よ」

「誰のせいだと、」

「ッ!!」

「ズルいよ、今のは」

「あ"っ、や、だめ、んぁあ"っ」

「それとも狙った?」

「ちが、ぅう…!」

「まあ…そうでなくとも、もう止められないけど」

「あ"っ、ん、やだぁ…!」

「やだじゃないだろ。押し潰されるの好きなくせに」

「くるし、ひ、ぁっ、や、ぁあ"っ!」

「はは…かわいーね。たまんない」


ギリギリで繋ぎ止めていた理性を容赦なくぶった切られて、取り繕うのも加減するのもやめた。
無我夢中で純也の中を突いて擦って、欲を吐き出す。


「だめ、イってるから、待って、待っ、」

「出してないのにイったの? あは、ほんとかわいいな…最高。」

「や、ぁあ"!」

「あ"ー…はは、ダメだ。笑いが止まんない」

「ッッ、〜〜〜!!」


ビクビクと全身を震わせて与えられる快楽に翻弄される純也をぐずぐずに溶かしていく。
どこまでも愛おしい。汚いところも綺麗なところも全て僕のものだ。全部僕で染め上げてやろう。
毎回同じことを思う。それだけ好きでたまらない。もっと、もっと汚してやりたい。


「っは……もっと楽しもうか、純也」

「ぁ、あっ…お、く」

「大丈夫、たっぷり突いてあげるからさ」

「ぅあ、」

「安心して喘いでなよ」


欲張りな僕はもっと奥に入れないかと尻を開いて腰を押し付ける。ヒクヒクと腰が震え喜んでいるように思えてしまう。

乱れた髪を払って見えた、涙で濡れた綺麗な瞳は嬉しさで溢れて返っていた。





20200814

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