赤の似合う君と

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『ニボサブさん検挙されちゃったかぁ…』

「今度こそ成歩堂には負けないだろう」

『…どうかなぁ』


証言書やら証拠品やらに目を通して書類を御剣君に返す。
絶大な人気を誇るトノサマンが逮捕されたとあって話題の裁判を、御剣君が引き受けた。

なるほど君のこととなると少し躍起になって、彼らしくないミスも見つかったが…

『忠告するとすれば、オバチャンに気をつけてね』

「?」


怪訝な面持ちで検事室をでた御剣君。

ちょっとだけ法廷を覗きにいったら案の定オバチャンには大苦戦していた。


「名前をきいているっ!」


これは本当にダメかも知れない…どっちかというとメンタルが。


「なんとかいっとくれよ、みっちゃん!!」


しかもニックネームつけられてるし……。


「じゃあオバチャンも喋っちゃおうかしらねっ!!」


マシンガントーク炸裂だな…あ、時間だ。

法廷は最後まで見れなかったけど、多分延長されるだろう。
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