★book
□どんかん野郎
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「まーもーるっ。遊びに来たよ!」
『おはよー名前』
「おはよう!守ったら今日も可愛いっ。もう大好き//」
そう言って私は守に抱きついた
私、名前は守と小さい頃からの幼馴染み
そして・・・
片想い歴10年
私の周りの友達は、
私が円堂に思いを寄せていることは
もうとっくに気づいてるのだが・・・
守は・・・
『もちろん俺も大好き。だって大切な友達だもんっ』
「はぁ・・・。やっぱり。」
鈍感な守に、
私の気持ちなんか届いてるはずがない
秋ちゃんや、夏未ちゃんにも
まったく同じ態度だもの・・・。
『さぁ、上がれよ』
「おじゃましまぁす」
私は、守の部屋へ上がるとベッドの上に腰かけた
『今日はどうしたんだ。突然』
「うん・・・、なんか守に会いたくなって」
『それなら毎日学校で会ってるじゃないかw』
「そうなんだけどね・・・なんか休日の日にも会いたくなっちゃって///」
『そっか、まぁゆっくりしてけ』
「突然なんだけど・・・守はさ、
その・・・好きな人とかいないの?」
『俺?そりゃあもちろん、みんな好きだぜ!名前もだし、秋や夏未、冬っぺだって』
「そうじゃなくて、異性として気になるっていうか・・・」
『ごめん名前、俺そういうのよくわかんないや』
「そっか、こっちこそごめんね・・・急に変なこと言っちゃって」
そのあとは、
他愛のない話しをした
「あ、もうこんな時間だ。守といると楽しくって時間がたつのが早いなぁ。そろそろ私帰るね。」
『もう帰るのか?んじゃあまた明日一緒に学校行こうな』
「うんっ!じゃあね〜守っ」