真夜中の雪

□1章:血と鎌
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―――寒い…なんでこんなに寒いんだろう。



"僕"は地面を見つめた。

今雪が降っている。

だが、地面は白くない。

"僕"は空を見上げた。


「…早く木ノ葉に帰りたい」


赤いハナが咲いて人々が眠りについている地に立っていた"僕"は呟いた。




今夜は『赤い』満月だ。




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