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□白石兄妹
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四天宝寺中女子テニス部。
そこの部長の白石くららは変態だ。
それを知っているのはテニス部のレギュラー陣のみであろう。
何故変態だと言われているかというと…
「ユウちゃんは小さくてかわええなぁぁ♡」
ユウをぎゅーっと抱きしめ、そう叫ぶ。
ちなみにただ今、部活が終わって着替えてる最中。ユウもくららも上半身下着だけだった。
「ちょ、苦しいから離せや!!着替えられへんやろ!!」
「恥ずかしがるユウちゃんも萌えるわぁぁ♡」
そんな二人を遠くから憐れむ目で見つめるレギュラー陣。
「…あれ、どーにかならないんすか。キモいんすけど…」
「あはは、まぁしゃーないっちゅー話や」
光と謙子がそんな話をしている中、やめる気配のないくらら。
「はーなーせー!!」
「いややぁ」
「あれを残念な美人っていうんやろな…」
謙子はいままでくららをかばっていたが、ついにツッコミを放棄したらしい。
「ジブンら見てへんで助けろや!!」
遂にユウがこちらに助けを求めてきた。
「見とるんやなくて写真とっとるんすわ」
「撮んな!!」