*過去拍手文2*

□クリスマスイブ(後編)
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【イルカの気持ち】



   メリークリスマス

今日が本当にメリークリスマスだ。
クリスマスって二十五日だもんな。

で、クリスマスの朝

目覚めた俺の横には、乱れた銀髪の頭を枕に埋めて
スースー寝ている恋人がいる。

上忍のくせに他人の横で安心しきって寝ているのも如何なものか

『いや…俺はこの人の恋人だよな。』

“恋人” か。

その甘い響きにニヤニヤしてしまう

そして再び横で寝ている恋人を見る。

『いや〜… なんとかなるもんだな。やっぱり肌を重ねるってのは気持ちいいし幸せだ。』

「さて、コーヒーでも… あり?」

起き上がろうにも起きられない

「え?こ、腰がっ」

ちょっと動けば痛みが走る

「あたたたた… マジでかっ!」
「んー… 先生?」
「いてててて。」
「どーしたの?」
「いえっ、あの、あっ!」

起き上がろうと頑張って肘を付いて体を少し起こしていたのだが
カカシの方を向くため体を捻った途端に、彼の体の上に倒れこんでしまった。

「うふふ。 先生ったら朝からおねだり?」
「違っ… うわあっ!」

イルカは いとも簡単に体をシーツの上に縫い付けられた。

「違っ!こ、腰が!て、ああんっ!やめっ!やっ!」





   メリークリスマス

   二人に幸あれ







 

 


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