※カカイル短編※
□子供は大人に適わない
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この人には適わない。こうして俺の気持ちを解して癒やしてくれる。
「じゃ…今日は帰ります。明日の昼頃に、また来ます。」
「これ、カカシさん。」
先生が片手に持っていた小さめの紙袋を差し出す。
「おにぎりと、下の容器には肉じゃがが入っています。お疲れでしょうが、ちゃんと食べて風呂入って寝てくださいね。」
「うん…。」
ちょっと淋しくなった。
「カカシさん。そんな顔しないでください。また明日会えるでしょ?」
先生の手が俺の頭を優しく撫でる。
「うん。また明日ね。昼御飯食べたいです。先生も早めに寝てくださいね。」
「はい。明日待っていますから。」
おやすみ、とアパートを後にした。
先生の言うとおり、おにぎりも食べ、風呂に入って早めに体を休めた。
あーあ…。今頃は先生と…。
でも疲れと、先生の顔を見た安心感からか、すぐに眠たくなってきた。
明日はナルトとサスケに果物でも買っていくかな‥なんて
ウトウト考えながら目を閉じる。
おやすみなさい。先生愛してるよ。
終