何がおこるか分からない

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ちょ、取りあえず言い訳すべきですよね!!




『いや、あのですね。私別にドアに本ぶち込もうとか思ってなくてですねだだ床に…「そ、そうでしたか!!すいません!私としたことがつい衝撃的過ぎたために…女性に無礼をはたらくとは……」ぜ、全然いいんですよ!!勘違いさせてしまった私が悪いんですから!!』






もうこの人絶対紳士ではないと思われるんだけどどうだろうか
人の台詞を遮るし、衝撃的過ぎたとか言ってくるしこの人紳士じゃないよね。噂で聞いてたのと違うんですけど今人気?の似非紳士ってやつですかね。それか天然なのか!?なんという面倒くさいスキルをお持ちなのだ…!



「いえ、ですが…」





『あ、それでは、私が言うのもなんかあれですがお詫びということでドアを開けては下さいませんか??』



「…え??」




おぉぉ。やっぱりでしゃばり過ぎたか…


『あ、すいません。なんだか気にしている様子でしたので言ってみたんですが、図々しかったですよね。すいません。今のは忘れて下さい。』





「い、いえ!!そんなことで宜しかったらいつでも喜んで引き受けますよ!それと、私なんかの事を気にしていただきありがとうございます。」



な、なんといい人なんだ…!謙虚過ぎるだろ!!
似非紳士だなんて言ってごめんなさい。
面倒くさいスキルとか言ってごめんなさい。
あなたいい人ですね…!



『ほ、本当ですか?良かったです。ありがとうございます。それでは、これでお互い様ということで』



「はい!此方こそありがとうございます。ですが、また今度改めてお詫びしたいと思うので、クラスと名前をお伺いしても宜しいでしょうか??」




『わざわざすいません。3-Bの端本透と申します。本も戻し終わりましたし、私そろそろ戻りますね。』



「わざわざ引き留めてしまいすいません。それでは後日伺わせて頂きますね。「比呂士ぃ〜?どこにいるのぉ??」…ゲッ」



『楽しみにしています。それでは』




柳生くんゲッって言ったよゲッって(笑)
すごく小声だったけど聞こえちゃったよ。
もう柳生くんのキャラが本当に分からないのですけども。





まぁ、いいか。








―――――――
透は柳生にドア開けてと言ったとき本をちゃんと持っていますよ(笑)




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