何がおこるか分からない
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幸村side
今日は久しぶりの委員会で今回俺は中庭の担当だった。
いつも植物の世話をしているけど委員会という特別な時間を使って放課後にいつもより丁寧に植物の世話が出来ることが嬉しくて俺はいつもより上機嫌で足早に中庭に向かった。
けれど中庭に着いた俺の目に映ったのは花壇の前に立っている一人の女子生徒だった。
俺がふとその時思ったのが告白現場なんじゃないかってこと。
告白となるとテニス部レギュラーの誰かかーと暢気に考えると同時にせっかくの委員会活動だっていうのに迷惑な奴だなぁとも思った。
この女子生徒に告白されてたレギュラーは練習量2倍にしてやろうか。なんて企みつつも早く相手来いよなんて思いながら女子生徒を観察していた。
普通な感じの女子。
派手でもなく地味でもなくかといって何処にでもいるようなことはまた違った雰囲気を醸し出しているこ。それが俺の、このこの第一印象だった。
立海で行われる告白の8割がテニス部レギュラーへの告白だから俺も何回かその現場を目撃したことはあるし、実際俺も呼び出されて告白をうけたこともある。
そんな立海の状態の中やっぱりこの女子生徒も他の女子と変わらないのか、つまらないものだなぁと思っていたら急にその女子生徒が何か納得したような顔になって不機嫌そうに眉間に皺を寄せながらブツブツ何かを呟いたかと思ったら急に帰り始めたので吃驚して手に持っていた軍手を思わず落としてしまった。
落とした軍手はあいにく大した音も立てずに落ち、何故かほっとして、気付かれず良かったと思った。
女子生徒が帰り始めてやっと花の世話が出来ると思っていたら向こうの方から髪の毛がピンクの宇宙人がやってきた。
あ、あまりにも気持ち悪いから俺はこいつのことを宇宙人って呼んでるんだけどさ、自分でもあだ名が的確過ぎて吹いちゃったよwwwwww
さすが俺だよね。
会って間もないけど俺は本当にこの宇宙人が嫌いで、初めて会ったときにその髪の毛と目の奇抜さに驚いたし話したことも無いのに俺の名前を知っていてぶっちゃけ気持ちが悪いと思った。
え、なんでこんなキモイの??(爆)
だなんて会う度に思ってるけどまさかこんな所で会うだなんて今日は何かな?厄日かな??
この俺を不幸にしようだなんていい度胸してるじゃないか(笑)
だなんて思っていたら宇宙人が口を開いた。
「ちょっとぉあんたどこ行く気ぃ??」
『…………へ??』
女子生徒が発した間抜けな声に思わず吹き出しそうになったよ(笑)
というかこのこは告白なんかじゃなく宇宙人に呼び出されてたってことかー
どんまい☆
「へ??じゃないんだけどぉ。」
お前キモ過ぎなんだけどぉ(爆)
あはははははははは
『す、すすすすすすいません!!もう柳生くんと話さないんで!!本気なんで!!あたし、今、本気なんで!!本気と書いてマジと読むんで大丈夫です!!ほんとに大丈夫でっす!!それじゃあさようなら!!』
ぶっ……あっはははははははwwwwwwwwwwwwwwwww
ひぃーひっひっひっひっひっひwwwwwwwwwww
え、何あのこwwww
本当おもしろいなwwwwww
宇宙人から逃げるスピードハンパないしwwwwww
日本語おかしいしwwwwwwwwwwwwwwwww
てか柳生くんってあの柳生のことだよね??ふーん。そっかそっかー。
なんか…気に入っちゃった☆
部活いったら蓮二にあのこの事聞かなきゃ
あーこれから楽しみだな(笑)
まじ宇宙人早く帰れよ。
あ、帰った。
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今更ながら悪女空気だなと思ったり思わなかったり。
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