何がおこるか分からない
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ちょｗｗｗおまｗｗｗｗｗちょまてよｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ
これは夢なんだな。なんて最悪な夢なんだ。悪夢よ!覚めろー!!
「え??夢じゃないんだけど。どうしたの?馬鹿なの?死ぬの?」
『デスヨネー』
今日いつもどうりに教室にいったらあたしの席に幸村精市くんが座っていらした。
まずここの時点でちょっとおかしいよね。まぁちょっとどころじゃないと思うんだけどね。そうだよね。何でこのクラスに、あたしの席に、しかもあの幸村精市くんがいるのか。もうワケワカラナイヨー状態ですよね。わかります。いや、あたしの事なんだけどね。いいよ。現実逃避って。素晴らしいよ。
だがしかし!!私は気付いたのだ!!我がクラスにはテニス部レギュラーが２人、またテニス部部員がちらほらいることに!!
幸村精市くんは多分レギュラー２人のどちらかか私の後ろの席の後藤くん(テニス部)に用があってその内の誰かが来るのを待っているに違いない。
あたしの席に座っているということは後藤くんの確率が少し高いとみえますね。
まじ後藤くん早く来いよ。お宅の部長さん邪魔だよ。あたし荷物置けないしとても迷惑だよ。あっ!そういえば今日提出の英語の課題やってねぇじゃん!!うわーまじかよー。って言ってもいつも英語の課題はやってないんだけど今日はなんだかやりたい気分だなー。まぁ簡単に言うと幸村精市早く席どけよっつー事なんだけど。
つか第一なんであたしの席座ってるわけですかね??後藤くんの席に座れよ!!それか仁王雅治か丸井ブン太の席に!!あ、てかなんでこの人こんな悠々とした態度でうちのクラスにいるんだろ。だってあたしが知る限りのテニス部はみんな朝練から戻って来ていないようなんだがどう思うかね、ワトソンくん。
あれですか、俺神の子だから着替えるのも片付けるのも速いんだぜ☆的なやつですか。うわぁないわー。あたしの想像の中で幸村精市くんのイメージがどんどん崩れていくよ。ゲシュタルト崩壊なうだよなう。まぁ早く席を退いてほしくてイライラしている端本が織り成す勝手な想像の中でなんだけど。今までの王子様っぽいイメージからなんかウザい奴に変わっただけなんだけどさ。結局どっちにしろあたしとタイプが合わなそうだから幸村精市くんには関わりたくないなと思うだけなんだけどさ。はは。
「端本さんおはよう。」
『えっ、あっ、おはようございます。』
「フフッ敬語じゃなくていいのに。」
『あ、いえ、敬語でいいんです。いや、敬語にさせて下さい。』
「敬語じゃなくていいのに。」
……あれ??今あたし普通にあいさつ返したけどあれ??今の幸村精市くんじゃん。みんなのアイドル幸村精市くんじゃん。只今あたしにとってとてつもなく邪魔で迷惑な幸村精市くんじゃん。
…何 で あ い さ つ さ れ た ？
……何 で 名 前 を 知 っ て い ら っ し ゃ る ？
いやいやいやいやまぁあいさつくらい誰にでもするよね!!
………今日初めてされたけど。
な、名前も何かで知ったんだよね!幸村精市くんならみんなの名前も知ってそうだし。
………今まで幸村精市に関わった記憶も名前を呼ばれた記憶もないけど。
しかもあたし今ドアから覗き見てる感じの状態なんだよね。
まさに(｀・ω‖ドア)な感じ。
なんで彼は気づいたのだろうか…。神のみぞ知る……。
「フフフッ敬語じゃなくていいのに」
お、お前はどんだけタメ口にさせたいんだよぉぉおぉおおおお!!
「精市でいいのに」
『遠慮しときます』
え、嫌ですけど。
ははははは、無理ですけど。
あたし女子の皆さんに間違いなく殺されますけど。
と言いますか今の発言で絶対女子の皆さんあたしを睨んでると思うんですけど。
……あれ、違った。なんだかみんなドン引いてる。引いた目でこっちを見てる。何だその目は。あたしに憐れみの視線を向けるんじゃない!はははっなんか睨まれるより…辛いや☆
別にからくないよ。つらいんだよ。
…しかもなんか読まれたんですけど。
思ってた事をさり気なく読まれたんですけど。ですけど。
真面目に幸村精市くん謎いんですけど。ですけど。ですけど。
「即答だなんてひどいなぁ」
顔恐っ!!
あ、すいませんすいません。今の冗談ですよ。ははっ。いつもキラキラカッコイイデスネー(棒読み)
「ほんと端本っていい度胸してるんだね。あ、そろそろ仁王達が帰ってくる頃だから俺は自分の教室に戻るよ。じゃあまたね端本」
おいおいおいおいこらこらこらこら。
「さん」はどこにいったんだ「さん」はよー。
なんで急に呼び捨てなんだゴラ。馴れ馴れしすぎて鼻水でるかと思ったわボケ。
あ、本当には出てないよ?だって女の子だもんっ☆
……すいません
つか何だよ仁王達が帰って来る頃だから教室戻るって。
用がないなら違うクラスに来るなよ。暇人か。
もしこれから会うことがあったら暇人って呼んでやろう。そうしよう。
つかもう出来るだけ会わないようにしよう。そうしよう。
そう思いあたしは席についた。
(何かイラつくから後藤くんの机の中にエロ本いれとこ)
(何でもってるかって?さっき廊下で拾ったからさ)
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