新選組のお姉様!
□第三幕
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奴良組本家
夕方になっても帰ってこないリクオを心配して、本家の妖怪たちが外に出てきていた
「ずいぶんとリクオ様の帰りが遅いわね・・・」
「何かあったんですかね」
「わしがむかえに行って来よう!」
鴉天狗がそういって、浮世絵小学校の方へと飛んで行った
「それにしても、遅いわね・・・」
「鴉天狗殿が迎えに行ったはずなんだがなぁ」
「大変です!!若がぁ!!!」
近藤と話していた時雨の元に、氷麗が大声をあげて来た
「若が乗っているはずのバスが生き埋めに!?」
「はい・・・」
氷麗は力なくうなずいた