新選組のお姉様！
□第七幕
1ﾍﾟｰｼﾞ/6ﾍﾟｰｼﾞ
鴆の一件があった翌日、時雨の携帯には(自分のお金で買った)リクオからメールが届いていた
[今日、これから空いてる？]
その一文の返事をするため、授業中でない時を見計らって電話した
≪これから清継君の家に行くんだけど、清継君が時雨さんもって聞かなくて・・・≫
申し訳なさそうに話すリクオにいいよ、と伝えると嬉しそうにありがとう、と返してきた
保健室へと戻ると、保健委員である山崎がいた
今仕事が終わったようで、ファイルを棚に戻しているところだった
「いつもご苦労様
ありがとうね？」
「いえ、これも仕事ですから」
それより、と話を切り出す
「電話ですか？」
「うん、リクオ様の御学友がどうしても私に来てほしいってね」