紅い隻眼の舞姫
□2話
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どうも。玲です♪
やってまいりました体育の時間。
しかし、私の心は憂鬱だ。何で?そりゃ・・・・・・。
「「「キャーー!跡部様!!」」」
「「「忍足くん、素敵ーー!!」」」
「「「向日くん、可愛いーー!!」」」
なんて、ファンクラブの奴らがほざいてるからだよ(怒)
別に女の子が嫌いって訳じゃないけど、あれはさすがにうるさい。
勘弁してほしいよ。こっちは集中したうのに・・・。
それに三年生と合同だからいつもよりうるさい。二年の鳳や日吉だけでも騒ぐのに。
あと、他に私の心を憂鬱にさせる原因がある。
?「ふっふっふっ。一ノ瀬、今日こそは『面倒なのでさっさっと終わらせましょうか』
ちょっっとぉぉ!最後まで言わせてぇぇ!!」
この人だよ。 三年、女子バスケット部部長の相澤先輩。
この人はやたらと私に入部しろってうるさいんだよねぇ〜。
相澤「ねぇ私って先輩だよね?なのになんでこんなに扱いが酷いの?グスッ」
『泣き真似で同情を誘っても私はほっとくだけですよ。先生ぇ〜始めてください』
相澤「ちょっっ!?マジでスルーやめてぇぇ!!!(涙)」
まぁ、叫んでいる先輩はほっといて。
〈いいんですか?〉←管理人
《うん。うるさいのって嫌いだから》
試合が始まれば周りの声なんて聞こえなくなる。
目の前のことに集中すれば当然だけど、私の場合はずっとやっていたいくらいだ。
バスケ、というかスポーツ全般は得意なほうだ。
それに体を動かすことは好きだし、動いた後はスッキリする。
相澤「うぐぐ〜・・・・・・一ノ瀬〜〜」
『今回も私の勝ちです。いい加減諦めてください』
と言って私は先輩から離れていった。
私が向かったのは二階のギャラリー席。
ここはいつも誰もいないし、誰も来ないんだよね。
ここは結構見晴らしがいい席。
だから、ちょっとだけ男子のほうを見せてもらうよ。
跡部「俺様の美技に酔いな」
「「「キャーーーーーー!!」」」
・・・・・・・・・・・・・・・うん。別の意味で酔ったよ私は。
つか、それテニスでの決め台詞だろ?バスケで言っちゃっていいのか?
ホント、ナルシストだな。あんな人についていってる樺地はすごいよ。
さてと、もう一試合やろうかなぁ。