ロキの話

□未定
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「フレイ、ロキと一緒に使いに行ってくれ」

ヴァルバラ宮殿。
その宮殿の主に呼ばれて来たフレイは、意外な言葉を耳にする。

「私とロキで、ですか……?」
「そうだ。人間界に困っているモノがいてな。私に助けてくれと言ってきた。だが私はやらなければならん仕事があるのでな。私の神殿があるだろう?そこに行ってくれ」
「わかりました。ロキはどこにいますか?」
「ロキはトールのところだ。もう話はしてある」
「ではすぐに行って来ます」
「……ロキの事頼んだぞ」
「はい」





――何故私とロキなんだ…私とロキは面識はあまりない。それに私がロキにあまり良い感情は持っていない事はオーディン様もご存知のはず。私よりもトールの方が適任だろうに――

トールの舘へ行く途中、フレイは一人思考を巡らせていた。
そしてそんなことを考えている間にトールの家に着いた。

「失礼する」

中に入るとロキとトールはお茶を飲みながら話をしていた。

「フレイ!よく来たな」
「オーディンから聞いたか?」
「ああ。出発できるか?」
「ああ。行くか?」
「ああ」
「じゃあなトール。また来る」
「おう。またな」


こうして2人はトールの舘を後にした。





ここからロキとフレイの旅は始まった。
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