偽ソラ外伝
□いけいけぼくらのどくたーシャフト
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パンツに白衣を来た状態で、ゲベルシャフトはトンカチで金属を叩いていた。
それはやがて形を変え、湾曲した金属板へと変貌する。
それを大量に作ったかと思うと、今度は部屋の奥からマネキンの骨組みのような物を引っ張り出した。
裕に3メートルはあるそれに即興としか思えない速さで組んだシリンダーやモーターを取り付けると、同じ速度で組んだ回路を取り付けていく・・・
「んふふふふふ・・・」
「フハッハハハハハハハぁぁぁ!!」
この所業の、あまりの素晴らしさ、そして自分の天才ぶりに笑いが込み上げ、彼は狂喜乱舞した。
そう・・・・・
完成したのだ・・・
天才の発明が。
ゲベルシャフトは早速実験しようと、いつもなんだかんだと言いながらもいつも付き合ってくれる、被験者409号に連絡を入れる。
送った文章は実に明快かつ、被験者の性質を理解しつくしたものだった。
すなわち・・・
"明日はナービスマートの特売日だから、このワタクシ様の買い物に付き合ってくれなさい!"