竜と悪魔と鋼鉄と

□Funf:獅子と悪魔と感情と
1ページ/13ページ



倶利伽羅明王の力を貴方に!

《実弾式近接戦闘用熔爆刀》
《KURIKARA》

『接近戦闘にはエネルギー消費がつきもの。』
そう捉える時代は過ぎ去ろうとしています。
従来のアーマード・コアによる近接戦闘は、レーザーブレードによるものが殆どであり、当社が発売する射突剣も、エネルギーの消費の全くない画期的なものではありましたが、その機構から玄人好みの扱い難い代物となっておりました。そのため、レイヴンを始めとしたアーマード・コア搭乗者の方々は、いつ尽きるとも分からないエネルギーに苦心されていたと思われます。

しかしこのKURIKARAは、エネルギーに管理に割く精神を必要とせず、また、従来の射突剣のような使い勝手の悪さを克服しました。レーザーブレードのようなエネルギー管理は必要とせず、その上でレーザーブレードのような、斬る或いは突くといった取り回しを主要用途としています。

KURIKARAは、O.A.E.のライセンス製品であるPEE(プラズマ封入弾頭弾)を大胆に取り入れた製品で、刀身の刃に位置する部分に設置された近接伸管が作動すると、その威力を発揮します。PEEそのものは、PTNT爆薬と同じく真球状に爆風を広げますが、KURIKARAの刀身はそれを押さえ込み、一方方向へそのエネルギーを集約する事で高い威力と切断力を保持するに至りました。これにより、最大で重量級ACの複合型積層装甲を僅か0.0155秒で切断するという、大出力レーザーブレードを上回る威力を計測しています。この事からも、このKURIKARAがいかに素晴らしいものかお分かり頂けると思います。結果として、1発に付き刀身一振りの交換が必要ですが、刀身のみの交換が可能なため、積載量の増加を防いでいます。
弾頭が搭載される刀身はL/M/Sと三種類を揃え、L型刀身で3発、M型で2発、S型に1発のPEE弾が内蔵されています。

近接戦闘が苦手だった貴方。
より高度な接近戦を望む貴方。
そんな方に、この一振りを御提供いたします。
(本品は試験中です。)

 
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ