◇小説部屋◇

□RAIN−×××
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 雨の降りそうな気配に気付いた時には
既に雨雲が空を覆っていた・・・

 犬夜叉は慌てて楓の家を飛び出したが程なくして雨が降り出してきてしまった。

『降ってきやがったか・・・かごめの奴ドコまでいったんだ?』

 かごめの匂いを追っていたが、頼りにしていた匂いも雨によって消されてしまったようだ。

 仕方なく雨の降る前にかごめの匂いを感じた方向へ、見落とさないよう速度を下げて目を凝らしながら走って行くと、比較的大きな木の根元に膝を抱えて雨宿りしているかごめを見つけた。



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