◇小説部屋◇
□RAIN−×××
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「かごめ!」
その声に顔を上げたかごめは犬夜叉の姿を見つけ安心したように微笑む。
「ゴメン・・・探しに来てくれたの?」
「ああ・・・。」
ファサッ・・・
犬夜叉はかごめの頭と身体を覆うように己の着ていた衣を掛けてやる。
「寒いんだろ。それでも被っとけ・・・
少し濡れてっけど雨避けぐれぇいにはなるだろ?!」
そう言うとかごめの側に座った。
「うん。でも犬夜叉寒いでしょ?」
かごめは返そうと衣に手を掛けたが、
「いいから!俺は大丈夫だから被ってろ」