零と朱と俺と
□全てはここから始まった
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「迷子の足音消えた 変わりに祈りの歌を……」
てれれれれれれ……………
ジャンッ!
『92点』てれれれんっ♪
「ぃよっしゃぁああ!自己最高記録更新!」
健司「よかったな(笑)」
オッス!オラ優!!
ワクワクすっz(((
まぁまぁ、ってなワケで(どんなワケとかつっこんだら負け★←)
受験が無事終わった俺は
従兄弟の健司兄ちゃん(18歳)と
カラオケボックスなうな
今日この頃
健司「お前、本っ当この歌好きだよなw」
「だってさぁ、マジ、超イイんだってば零式ッ!」
つい最近クリアしたゲーム
『FF零式』
健司「でもそれハッピーエンドないんだろ?」
ぶわっ
「……………グスン…」
健司「あ゛……」
「ハッピーエンドにできたならしとるわぁああァアァアアァ!」
そう、
俺にとって
『ハッピーエンドないんだろ』
は
禁句なのだ←
「助けれたら助けてるってーの!あぁああぁああぁーッ!!」
健司「うぉ…おぉ……」
「はぁ………………」
マジ
トリップ
したいなぁ……
〜♪♪〜〜♪
健司「?………あ、楓だ………」
「彼女出ないの?」
健司「いやぁ…喧嘩中でさぁ………」
「どうせ痴話喧嘩だろ(笑)」
健司「まぁそうなんだけどな(笑)」
「リア充マジ爆発w」
健司「はいはい(笑)」
通話ボタンを押した健司は
部屋から出て行った
ボスンッ
「あぁ〜隊長ォオォ」
ソファを占領しつつ
好きなキャラの愛称?を叫んでみた
「はぁ……なんか眠くなってきたな……」
(目をあけたら零式の世界〜なんてことになってれば良いのにな〜)
なんて叶わない願い事をしながら
俺は眠りに落ちた