都会の図書館

□kissmeplease!
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「千歳ちゃん聞きたい事があるんだけど…」
「珍しいね?翼から質問なんて」

Jrユース合宿所
千歳は、もゆの親友の一人である普段は、練習をみているだけだが、依頼がくればどんな情報も提供する¨情報屋¨である

「もゆ?」
「うん、もゆってあんまり表情を表に出さないんだ。」
「…まぁ…ね。」

もゆは、合宿所の身の回りの世話をしている。食事もメニューも

「だから…」
「もしかして…もゆの事すきなの?」

出されたココアを吹いてしまった。

「…マジ?(汗)」
「…っ〜///」
「確かにもゆ鈍いからね〜
ライバル多いし
「だから…千歳ちゃんに聞きたい事があって」
「なにを知りたいの?」
「もゆが…どんな人が好きなのか……」
「自分から聞きな」

即答されがっかりしている翼を後目に、千歳は大きな独り言をいった。

「前に、もゆが好きっていう子にもゆの好きなこととか提供したら、あっさりフられてね。
もゆ曰わく‘人のプライベートに踏み込む人は嫌い’っていってたんだ。だからストレートに聞けばいい…っていない」

翼は大急ぎでもゆの所に向かった

「もゆ!」
「翼君?どうしたのそんなに慌てて」
「……聞きたいことがあって」

「なに?」
「もゆって…」
「?」

少しずつ、どぎまぎしていく翼の表情。もゆは、不安になっていた
―次の瞬間

「好きな人…いる?」
「え?」

ストレートに聞いてしまったためか翼はみるみるうちに顔を赤くした

「ご…ごごごめん!!変なこときいちゃって」
「…翼」
「……え?」

自分の唇に柔らかい感触と裳柚の顔が近づいて、数秒でそれは桜の香りを残して消えた。

「…▲※◎◇‡☆!///」

もゆはいないものの、翼は数分自分の身に起きたことを思い出し、悶えていた。(若林談)
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