都会の図書館
□kissmeplease!
1ページ/5ページ
「千歳ちゃん聞きたい事があるんだけど…」
「珍しいね?翼から質問なんて」
Jrユース合宿所
千歳は、もゆの親友の一人である普段は、練習をみているだけだが、依頼がくればどんな情報も提供する¨情報屋¨である
「もゆ?」
「うん、もゆってあんまり表情を表に出さないんだ。」
「…まぁ…ね。」
もゆは、合宿所の身の回りの世話をしている。食事もメニューも
「だから…」
「もしかして…もゆの事すきなの?」
出されたココアを吹いてしまった。
「…マジ?(汗)」
「…っ〜///」
「確かにもゆ鈍いからね〜
ライバル多いし」
「だから…千歳ちゃんに聞きたい事があって」
「なにを知りたいの?」
「もゆが…どんな人が好きなのか……」
「自分から聞きな」
即答されがっかりしている翼を後目に、千歳は大きな独り言をいった。
「前に、もゆが好きっていう子にもゆの好きなこととか提供したら、あっさりフられてね。
もゆ曰わく‘人のプライベートに踏み込む人は嫌い’っていってたんだ。だからストレートに聞けばいい…っていない」
翼は大急ぎでもゆの所に向かった
「もゆ!」
「翼君?どうしたのそんなに慌てて」
「……聞きたいことがあって」
「なに?」
「もゆって…」
「?」
少しずつ、どぎまぎしていく翼の表情。もゆは、不安になっていた
―次の瞬間
「好きな人…いる?」
「え?」
ストレートに聞いてしまったためか翼はみるみるうちに顔を赤くした
「ご…ごごごめん!!変なこときいちゃって」
「…翼」
「……え?」
自分の唇に柔らかい感触と裳柚の顔が近づいて、数秒でそれは桜の香りを残して消えた。
「…▲※◎◇‡☆!///」
もゆはいないものの、翼は数分自分の身に起きたことを思い出し、悶えていた。(若林談)