都会の図書館

□強い理由
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「お待たせ!」
「あぁ…私服、初めてみたな」
「え…そうかな?
でも、若林君もだよ」
もゆは、久しぶりにスカートを履いた。緑のチェックに重ね着のパーカーの肩に下げているバッグは、かなり大きかった。
「いくか」
「うん!」

周りから見れば、二人は恋人よりも、夫婦に見えるかもしれない。
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