都会の図書館

□強い理由
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「色合いならこっちじゃない?値段もお手頃だし」
「性能ならこっちだろ」
もゆと若林は、スポーツショップでグローブについて白熱論議していた。もゆは色と値段にこだわり、若林は性能にこだわった。結果、もゆが折れて、若林の言ったグローブを購入することに

「次どうする?」
「うーん…アイス食べたい!」
「…お前なぁ…」
「?」

言われたとおり、二人は近くにあったアイス屋に向かう。不思議なことにサーティワンがあり、もゆはポップンシャワー、若林はチョコミントをコーンでたのんだ


「若林君は、キーパーを始めたきっかけてなに?」
「そうだな…小学校の時にはもう見上さんが俺に色々教えてくれて…気がつけば、ドイツに留学してたな」
「それで翼君に挑戦状叩きこまれたの?本当にサッカー好きだよね…いつかは、サッカーボールが恋人になりそう…」
「…もゆ…気づいてないのか?」
「なにが?翼君は、早苗さんと付き合ってるのはきいたけど…」
「…その後別れたたんたが…」
「え?!どうして!」
「…この天然(好都合だけどな…)」

若林は密かにチャンスが残っていると心に言い聞かせいた。
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