ダイヤのA

□八話
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さてはて、部活ですよ。
楽しい楽しい部活ですよー!

なのに・・・


「さーてと、じゃあやりますかー」

「めんどくせー。」

「うわー伊佐敷いんじゃん。
 帰れ。」

「あぁ!?」


なんで・・・


「ヒャハ!
 早くチーム決めようぜ!!」

「じゃあ、グッパーするか・・・。」

「さんせー!」


なんで・・・


「ほら、真月ちゃんも手だして・・・」

「なんで野球部と合同練習なんじゃぁあぁぁあああぁああい!!」


綺麗な青空に声が響き渡った。

















時は遡り20分前。


「集合!」


監督に呼ばれソフト部は集まった。
やけに真剣な顔をしている監督に少々選手はドキドキしていた。


「アタシ達何かしたっけ・・・」

「試合のときのエラーとか?」

「え、ネチネチじゃんそれ。
 なんなん?おばさんなの??」

「そこ、聞こえてるから。」


監督に言われ三人は背筋を伸ばした。
こほんと咳払いを一つ。


「最近忙しくて顔出せないけど…
 やっぱり私達のチームは練習がないといけないと思うの。
 そこらの高校とは違って超人的に強いってわけでもないし・・・

 で、体力もないから私達は考えたわけ。」

『私達??』


みんなで声を合わせる。
あ、嫌な予感。


「片岡監督とよ♪」

『ぬぁああぁああ!!?』

「ってことで、私がいないときは片岡監督に見てもらうことにして・・・
 今日は体力増進共同メニューを野球部のみなさんとやってもらいまーす!」

「は、はあ!?」

「野球部と・・・?」

「頑張って☆」

『他人事だ!!捨てられた!!』


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