ダイヤのA
□九話
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「あーうーあー」
「おいおい大丈夫かよ。」
「うるせえ警察…」
昨日の罰ゲームから一日、ずっと体が痛い。
俗に言う筋肉痛とやらだ。
「あーくそ、お前がやればよかったのに…」
「あんなの俺たちだったら余裕だし♪」
「嘘つけ…降谷くんアタシよりも先に落ちてたじゃん?」
そうにやりと笑って言えば御幸は眉間にしわを寄せた。
へへへー見てないとでも思ったか。
「あいつは別なのー」
「うわー差別してる。
倉持くーん!御幸が差別してるよー!!」
「うわっお前声でけえよ!!」
あははっと笑ってやった。
三年生の教室
「なんか聞こえた。」
「む…」
「御幸ってば誰か差別してるみたいだねーワルーイ。」
くすくすと笑う亮介。
「これはちょっとお仕置きが必要かな♪」
「ゴラァ!!御幸テメエ!!」
「げっ純さんの声…
お前三年生の教室まで聞こえてんじゃねーか!!」
「ざまぁ。」
「んのやろっ」
「みーゆーきぃいいいい!!」
「なんでもないですー!!」
そう言って御幸はアタシを拉致して逃げた。
ざまあみろ、バーカ。