20000打

□童虎式 涼の取り方
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夏の暑い日、私は童虎に連れられて五老峰に来ました。

春麗ちゃんと紫龍君は、童虎の計らいで二人で日本の某県へ旅行に行っているみたいだ。

二人にも会いたかったのにな。
まぁ、ラブラブなのはいいことだよね!
若いって素晴らしい!
早く元気な子を見せて欲しいなぁ…



「ほれ」

『うひょっっ。

いきなりほっぺに冷たいの引っ付けないでよー』

「色気のない声じゃのー
何か考え事か?」

『ほっとけ。

いやね、早く紫龍君達の子供がみたいなーって』

「そうさのう。
そう遠くはない未来やもしれん」




あの二人の子だったら絶対にいい子に育つだろう。

童虎も考えは同じらしく、全く一緒の事を言っていた。



「さ、ここは暑い。
家に入るぞ」

『はーい』



家の中は外よりは涼しく、風通しがいい。

いつ来ても落ち着けるなぁ。
ここに来るのは何度目だろうか?



『童虎ー…


早速上脱いでんのかオイ』

「暑いのだから仕方なかろう。
どうだ?イイ身体じゃろう!」

『うるせぇ超絶若づくりジジィ。
暑いなら引っ付かないでよ』




あ"ー!!
ちくしょう、さらに引っ付いてきやがった!!

こういう時に小宇宙を燃やせたらなと思うよ…。
一発、こう、ドカーンとね!!



『しっかし…あっっっつい!!
カミュから氷貰ってくるべきだった!!』

「これ、わしといるときに他の男の事を言うとはどういうつもりじゃ」

『どうもこうも、正直な気持ちを言っただけだよ。
何か悪いかな?』




笑顔で言ったら童虎が拗ねた。

こーゆーとこ、本当に子供みたいだ。
だけど、そこがすっごく好きなんだよねぇ…

頭を撫でたら少し機嫌が直ったらしく、すぐに引っ付いてきたからまた剥がしました。


やめてくれ、エンドレスループになる。



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