70000打

□マジカル☆ブック 〜混沌の書〜
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※あにまる全員集まって成長は二段階から三段階くらい設定。
最後注意!









魔導書という物をご存知だろうか?

主に、ファンタジーや魔法世界などでは欠かせないマストアイテムになっているであろう代物。
禁断とか何とか、危ないものもあったり。

それはさておき、まあ、そんな物がそんじょそこらに転がってないってことは間違いはない




『はずだったんだけど、ハイこちら。』


ドンッ、机に置かれた分厚い一冊の本。
怪しげな装飾に飾られた表紙にはデカデカと【魔導書】と書かれていた。


捨ててこい。


オカンことデスマスクが本を素早く掴み、都合よく開いていた窓へぶん投げた。


『こうなる事は予想済みさ!
ミロ、キャッチ!!』

「任せろ!」


それを、獣化したミロがフリスビーの要領で難なくキャッチ。
本の無事を確認しました隊長!!


「ほっはほ!!」

『よーしよしよし。』

「ミロお前何処まで…。」

『早速ね、試してみたいと思うんだけど…どう?』

「どう?じゃねーよ馬鹿。」

「突拍子すぎるわお前。」


わあ、オトン(兎)とオカン(狼)に取られたよ!!
しかし、それはすぐに名無しの手元に戻ってくる事になる。
取り返したのは、意外にもムウだった。


『ムウありがとう!』

「ムウお前、気が狂ったのか。」

「星を降らせて欲しいのですか?
ただ単に面白そうだからですよ。」

「そういえば、お前は昔からこういう類いの物が好きだったな…懐かしい。」

「懐かしんでいる場合ではないでしょう…。
名無し、俺もそれは危ないと思」
「わー、これとかどう?
ドラゴン召喚って書いてあるよ!」

「危ないって言ってるでしょう!
少しは落ち着いてくれませんか兄さん!?」


意見は見事に二つに分かれた。
人数的にはやってみよう派が多いけど、反対派のメンツにオトンとオカンがいるのがなかなか厄介だ。
仕方あるまい、ここは…


『やったモン勝ちだね!
反対派を引っ捕らえぃ!!』

「テメー!!
ふざけん…動けねぇ!!」

「すみませんね。
我がボスの命令なので。」

「お前、ただ自分が試してみたいだけだろ!!

やめろシャカ!!」

「ちくわの為だ、犠牲となれ。」


やいのやいのと、次々に反対派の行動を不能にし、ついにその時は訪れた。
名無しは意気揚々と本を開き、面白そうな物は無いかとページを読み進めていく。

ここで、ミロの手が本に置かれる。


「これなんかどうだ?

異世界からの使者を呼ぶ方法!」


止められたページに書かれていたのは、異世界からの使者を一時的にこちらに呼び出す方法だった。
頷きかけた名無しだったが、少し戸惑った。


『面白そうだけど…トンデモ生物きたらどうしよう。
私、チャ●キーとか来られたあかつきには泣く自信しかないよ。』

「うわ、それは俺もヤダ。」

「いいではないですか。
逆に、チャ●キーが私達に勝てるというのなら、是非ともやってみて欲しいところですね。」


それもそうか。
トンデモ生物出てきても、皆がいれば勝てそうな気がする。
やべぇ、そう思ったらAL●OK並に安心フィーバーだわ聖闘士すげぇ。


「やめとけ!
ぜってー面倒な事になる!!」

『大丈夫だ、多分問題ない。』

「今、すっげぇ小さな声で多分とか聞こえたぞオイ。」

『そんな事、海の広さに比べたらなんたらホイ!』


まだグタグタ言っているオトン達は置いておいて、と。

やっちゃいますか、唱えちゃいますか!!


『呪文って言ったらこれだよね!

テクマクマヤコ』
「名無し、それ違う。」

『冗談だって!
ちゃんと真面目にやるよー。


エロエムエッサいだだだだ、ムウごめんスネ蹴らないで。』


おおいて、割と本気で蹴られた気がする。
ムウの前ではあんまりふざけちゃいけないんですね把握把握。



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