造言ひご

□だんだんと、
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そのあと、
中々理解してくれない切原くんに
苦戦しながら英語を教えた。

「赤也、時間大丈夫か?」

秋斗のその声に、
顔あげ携帯を見た。

「もうこんな時間なんだ」

「めずらしく赤也が集中してたよな」

「そうか?」

「お前いつも、5分で飽きるだろ」

「え、そうなの?」

秋斗の台詞が、信じられなかった。
だって、切原くんは
わからないながらも、
ちゃんと私の話を聞いていたから。

「うん、本当。
なあ赤也?」

「あー確かに。
今日はなんか出来た!」

そう言って笑う切原くんは、
可愛かった。

頭撫でたら、怒るかな?
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