小説〜中編(ボカロ篇)〜
□イカサマライフゲイム
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これは6日前のこと。
俺は午後練に行こうとしていた。空は快晴。
降水確率は10%。テニスにはピッタリの天気だった。
(よし・・・・そろそろ行くか、遅刻するし。)
そして出かけようとした、その時・・・
《今日の午後は・・・・・・・雨が降る。》
「え?」
頭の中に直接流れ込んできたような、幼い男の子の声。
(・・・・・・気のせいか。)
そう思ったが、無意識に左手は傘を掴んでいた。
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