薄桜鬼〜アノ桜ノ下デ〜
□朝
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〜千鶴視点〜
昨日は全然眠れなかった。まあ、刀向けられた奴がいるところなんかで寝れるって方が凄いけど。
今、私は逃げられないように縄で縛りつけられている。だがこんなものはずすのなんか簡単なことだ
千鶴:じゃ、そろそろ抜けだすか。
私は袴に隠し持っていた短刀で縄を切った。
よし、行こう
ふすまを開けて見つからないように抜け出したのだが、
???:おい、そこで何をしている
あ、バレた
誰だろうこの人。髪を横で束ねて、布?らしきものを首に巻いている
???:何をしていると聞いている
千鶴:逃げようとしているに決まっているだろう
私はここで大事なことに気がついた
千鶴:桜龍はどこにある?私の刀だ。それを返してもらうまで俺は帰らない
???:…おそらく副長が持っている。来い
私は彼におとなしくついて行った