学園遊戯王活動記録
□7,キングは三人!?「「「この俺だ!」」」
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「いや〜やっぱり負けちゃったか…」
「ガッチャ!!
俺もひやひやした、でも楽しかったぜ!遊雅、ありがとなっ♪」
十代の決めポーズ(どうやら本人は「ガッチャ」と呼んでるらしい)人差し指と中指と軽く相手に向けて十代は太陽のような笑顔を見せた。
「こちらこそ♪」
負けじと同じように「ガッチャ」のポーズをとる。(もう負けてるけどw)
Prrrr____「?」
(メールだ…誰からだろう…)
ここに来てから前から仲のいい友達や従姉の紅葉とは連絡はしていたが夜、寝る前やHRの極短い時間にちょっと連絡を取り合うぐらいだった。ましてやこんな昼間にメールが来るなんてこと珍しい。
(DAを来ることを機にアドレスも整理したしな)
「誰からだ?」
「えぇと………ぇ;(嘘だろ〜)」
差出人:覇王
宛先 :遊雅
件名 :助けてくれ
『もう駄目だ
十代では無理だ
お前が望みだ
頼む
絶対教室へ来い』
「(頼んでるはずなのに最後は命令になってる!?)
覇王から…救援要請(エマージェンシーコール)だよ」
「…またか」
十代が意味深な言葉をつぶやく。
前からある事態だったりするのか?
十代はやれやれ、といった風にかぶりを振ると
「俺はちょっとヴェリテに用あるからいってくるわ。遊雅、面白ぇ奴に会えると思うからすぐ覇王ん所いってやれよっ」
そういって校門へ全力疾走して行ってしまう。
「あ、ちょっと!……ああ、行っちゃった」
あれ?もしかして…逃げられた?そんなことないよね?
Prrrr____
「?…(また覇王からだ)」
差出人:覇王
宛先 :遊雅
件名 :なし
『 は や く こ い 』
(そうとう困ってるみたいだな…
やれやれ、行ってみようか)
遊雅は本校へと走り出した。