学園遊戯王活動記録
□10,解明☆DA七不思議!!
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10,解明☆DA七不思議!! 〜エキサイトな中編です♪〜
-いざ夜の学園(島)探検へ-
「次はここ。時計塔から直進、または校門をでた道を西側へ行くとあるなんの変哲もない森です♪」
「(変哲もない森って...)」
はい、遊雅です。
今、レイの言っているようになんの変哲もない森を歩いています。
時刻はもう午後10時を回ろうかという所。
森は真っ暗でなんだか不気味な感じがする。
木々の間を風が吹き抜け時折髪を撫でていく...。
幸い、今夜は満月で雲も無く、月明かりで迷う事は無さそうでよかった。
___因みに遊星達とは校門前で待ち合わせである。
「遊雅姉様...」
「ん?」
「精霊って、信じますか?」
「え?」
突発的に聞かれて素っ頓狂な声が出る。
「(精霊かぁ...)」
「いるんじゃないのか?」
十代がさも当たり前のように返す。
「ここの森では満月の夜、精霊達が現れると言われているんです」
「!...それって結構危険なんじゃ」
「大丈夫です、襲ってきたという情報はありませんから♪」
「見られたらラッキーなものです」とレイが付け加えて奥に進んでいく。
ガサガサ...
ガサガサ...
「...。」
...、
___ガササッ!!
「きゃぁ!!」「っ!」「...なんだ?」
レイ、自分、十代。三人が固まり音のした方へ意識を集中させる。
「...精霊、ですか...?」
ギャア!!ギャア!!____バササ!!
「ひぁっ!」
レイが自分の肩に抱きつく。...なんだ結構怖がりなのかな。
「カラスだよ、大丈夫」
「そう、ですか...;」
「静かに。
____誰か来る」
「「!」」
十代の声に二人が固まる。
確かに道の先から誰かが歩いて来るのが分かる。
視界が安定しなくて見えずらい...男の人?
「...!アレはもしかして」