短編

□隣りの席
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私には好きな人がいます。


その人は隣りの席の吹雪士郎くん。


吹雪くんはクラスや学年とわず女子からモテモテの、私の手には届くはずもない男の子。


そんな吹雪くんが隣りの席なんて……


幸せすぎます///







吹雪『おはよう!結姫ちゃん!』

結姫『お、おはよう!』


今日も登校してきたばかりの吹雪くんから挨拶をされる。
小さなことだけど、ことなことが私にとっては大きな幸せ。


吹雪『ふぅーっ……
今日も暑いね。』


吹雪くんはうっすら汗をかいている。
そのため下敷きでパタパタとあおいでいた。


結姫『そうだね。
学校に来るだけで汗かいちゃうよ。』


私がそう言った途端、吹雪くんは椅子を私の席のすぐ隣りに置き、下敷きを前後にあおぎだした。
涼しい風が私の方へと吹いてくる。


吹雪『これで一石二鳥だね♪』


吹雪くんはニコリと笑うとしばらくの間、下敷きであおぎながら部活のことなどいろんな話をしてくれた。
ずっと、ずっと………
吹雪くんの隣りにいれたらいいのにな。
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