空の下でー
そろそろ諦めた方がいいのかな…
色々考えていると
いつの間にか放課後になっていた
優「心ー帰るよー!」
心 『あ、うん…』
優「今日はずっとボーッとしてた ね、心」
心『え…いや、そうかな…?』
外に出ると変わらず
キレイな空だった…
優「どっかで会えたらいいね…」心「…」
それからしばらく2人は無言で
歩いた
…優、話しにくいのかな…
駅のホームでも
ボーッとしてると優が話しかけてきた
優「あ…あれ?心…あれ見て」
心『え…?』
優が指を指した方向を見た
心『え…太一?』
優『 太一君かな?』
あの頃と同じ制服
身長 顔…
背は高い
心は少しずつ歩いて太一と思われる男の人がに近寄った
心『太一…?』
?「ん?」
心『太一なの?』
?「心?」
その男の人は太一だった
太「心じゃん!優もいる!」
心『太一〜
』
優「こんにちわ!」
心は無意識のうちに
太一にしがみついていた
ぎゅっ…
太「こ…心…////」
心『会いたかった…』
駅のホームで密着してる
2人がいると周りの目線が
集まる
太「心…(なでなで」
太「縮んだ?(笑)」
心『た…太一がでかいだけ!』
太「ははっ(笑)そっか!」
まるで兄妹のように
仲良く接する2人
優は優しい目で見ていた
心『太一は好きな人とか…』
太「彼女いる」
心『え…』
自分から聞いたのに
答えを聞いて固まった
心『たい…ち』
心は半泣きになっていた
…片想いか…
優「心……」
太「えっ…心?」
心『ごめん…』
そう言い残して走った
…やだ…
…太一に彼女がいるなんて…
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