インフィニット・空我・ストラトス
□プロローグ
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どれくらい走っただろうか。俺は追われていた。
黒いスーツで身を包み、顔はとてもじゃ無かったが見る余裕も無かった。
捕まったら殺される。待っているのは 死 だけだと思い、俺は路地裏に逃げ込んだ。当然奴らも俺の後を追うためその路地裏に駆け込んだ。
「何の為に……何の為に戦って来たんだよ、俺は!?」
足音からすれば複数人だということがわかったが、心の何処かでそれを否定していた。数人の人間に追われるなど堪ったものではない。
また深い路地に潜り込んだ。そこで…