インフィニット・空我・ストラトス

□天馬
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フリーダムを起動装着している俺は、ダークネス・ファントムを起動装着し、尚且つ単一仕様(ワンオフアビリティー)である超ステルス迷彩ファントムモードを発動しているメアナ相手に模擬戦闘をしていた。
メアナは特殊で、普通なら中学三年生なのに俺達と同じ学年である一年だ。どういう理由かは解らないが、今はそのメアナが肉眼やハイパーセンサーでも捉える事が出来なかった。

輝羅「…そこかっ!」

真後ろにビームライフルの引き金を引く。が、虚しくビームが空を切った。
外したか…。そう思った瞬間、右脇に衝撃が走り、姿を現したメアナがダークネスサイスを構えていた。

メアナ「まだまだ甘いでござるな!」

輝羅「おまっ、んなもん持ってんなら何で福音の時に使わなかったんだよ!?」

メアナ「実は夏休みに入ってすぐに覚醒したでござる」

ムフーとドヤ顔で答えるメアナは無い胸を張ってそう言った。そこは威張る所じゃねーよ。
つっても俺もあの土壇場でワンオフ覚醒出来たからおあいこだな。

メアナ「さぁさぁどんどん行くで御座るよぉ!ファング!」

輝羅「なぁっ!!?」




不覚。負けちまったよ。
聞いてねぇよ、ファングまで消えるだなんてよぉ…。でも負けたのは事実。俺はメアナの付き添いとして学園発のモノレールに乗り込んだ。
因みに賭けの内容だけど、俺はおはようからお休みまでほにゃららら〜何て感じだけどな。で、メアナはと言うと、俺と一緒に買物をしたいとのこと。

輝羅「何か買うもんあんのか?」

モノレールからバスに乗り換え、俺はメアナに問う。

メアナ「日用品の補充、それともしあったらでござるが、時代劇の円盤に玉露や新しい急須が買いたいでござる!」

お前本当に女子高生…いや、歳を考えりゃまだ女子中学生だな。それに日本大好きって言ってっから、問題無い……な。うん。
席は進行方向左側でメアナが窓際、俺が通路側の席に座っていてふと反対側の席を見ると、見覚えのあるブロンドとプラチナの髪の色をした人物がいた。シャルロットとラウラだ。あいつらも買い物か何か何だろうなと思いつつ、俺は二人に声をかけた。

輝羅「よ、シャルロットとラウラ」

シャルロット「え?あ、輝羅とメアナ」

輝羅「奇遇だな。随分と買い込んだ様だな…それシャルロットのか?」

シャルロット「あ、これねラウラの私服だよ」

輝羅「ラウラ……の?」

二人の足元に見える何処かのブティックの紙袋、俺は最初それはシャルロットのかと思ったが、ラウラのだったとは意外だ。
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