スマブライダーアクセル
□第二話 レジェンド組み手からの魔法使いライダー!
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だが、対するクウガMはバックステップで避け、着地点で足をバネにしアクセルにマイティパンチを繰り出しアクセルの頬を打った。
アクセル「…がはっ……なろー……エンジンがダメなら……トランザムだ!!」
エンジンブレードからエンジンメモリを取り出し、代わりにトランザムメモリを装填。即座にマキシマムドライブを発動させる。
【トランザム マキシマムドライブ!!】
刀身にトランザムメモリのエネルギーが纏い、それが身の丈を遥かに越える巨大な刃と化した。
真上に振り上げたアクセルは技名を叫び、振り下ろした。
アクセル「トランザムっ、ライザぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
トランザムライザーの巨大な刃がクウガMに迫ろうとした。だがクウガMは避けず変身のポーズを構え、基本のマイティフォームから俊敏体のドラゴンフォームに超変身する。持ち前の素早さで振り下ろされたトランザムライザーを振り切り、アクセルの真後ろでドラゴンフォームからマイティフォームに戻った。
避けられたと知るアクセルは、トランザムメモリをまた別のメモリに代えた。ロケットメモリを装填しすかさずマキシマムドライブを発動する。
【ロケット マキシマムドライブ!!】
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アクセル対クウガの映像を食堂で観戦していたエメラ達は、初代メンバー最強とは言え結成当時のクウガ相手にボロ負けしているアクセルの姿をモニター越しに見ていた。
メモリで戦うアクセルと超変身(フォームチェンジ)を駆使するクウガの戦いの違い振りに、参考にする者もいれば、ボロ負けしているアクセルに同情している者もいた。
椋平「酷いな……あの戦力差は」
康太「俺ら結成してから二ヶ月は経った筈だろ?で、あの戦力値の違いがなぁ……」
エメラ「進はメモリに頼り過ぎで剣術が酷いから……」
「その上進は頭に血が上ったら余計メモリの力に頼って冷静な判断が下せなくなるからね」
エメラが言い終える前に、一つの異様な声がエメラ達の耳に届いた。
声のする方を見ると、そこには少しのシワを顔に刻んだ男が何故かさりげなく空いてる席で朝食を摂っていた。
その男はガノンドロフを見付けると席から立ち、一礼する。
「ガノンさん、御無沙汰してます」
ガノンドロフ「ほぅ、お前か友樹」
一拍どころか十二拍置いて、エメラ達は絶叫する。よしの以外。
「「「「何で居るんですか!!?」」」」
友樹「ん?デンライナーで来たんだよ。ビートゴウラムでどうやって来いと?」