スマブライダーアクセル

□第三話 Legend Re:Imagination Rider
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進「そもそも最終決戦当時のとーちゃんに挑む事自体ムリゲーだと思うんだがなオレは」

ルビー「あの昭和ライダーの技という技を受け継いでいる。だが反面格闘技のスペックはデビルクウガに比べ劣っている」

康太「デビルクウガが力特化で技のバリエーションが乏しく、それに対しエンジェルクウガが技特化で力不足。利に適っているな」

椋平「けど実際……アギト・コロナフォーム、龍騎アドベンチャー、ファイズ・ブラスター・アクセル、デスティニーブレイド、鬼神響鬼、カブト・プロミネンスフォーム、超電王ライナー、キバ・ドガバキエンペラー、ディケイド・コンプリートフォーム、ディエンド・コンプリートフォーム、W(ダブル)F(ファング)J(ジョーカー)G(ゴールデン)X(エクストリーム)と、勝てるのか俺達?」

進「勝てないよな……」

自分達の親がどれ程の強敵か思い知り、うなだれる四人。そんな彼等をバックに、エメラとアマネがテレビのリモコンを操りチャンネルを変えていた。その後、あるニュースが屋敷内の目を集めた。

<引き続き出来るだけニュースです。今月で十二人です。二ヶ月前から立て続けに起こっている誘拐事件で新たに十二人目の被害者が―――>

康太「また起きたか……」

連続誘拐事件には二代目スマブライダーズも調査を進めていたが、これと言って手懸かりという物は何一つ得ていなかった。
因みにこの世界にもスマブラの世界の自衛軍の様な組織は存在するのだが、杜撰な捜査ばかりで先月だけで何度誤認逮捕したものか。謝罪会見の際には中間管理職の役員に頭を下げさせ、お偉方は影でのうのうと謝罪会見を肴に軽い宴会をしている。そんな組織の名は天保安寧(てんぽうあんねい)である。
テレビでは次々と誘拐被害者の名前を連ねていた。

<冒険家にして大学教授の本郷 雄介さん、フリーカメラマンの一文字 翔一さん、ジャーナリストの風見 真司さん、天才科学者にして現役高校生の結城 巧さん、神コーポレーション代表取締役の神 一真さん、和太鼓演奏家の山本 仁史さん、フリーギター奏者城 総司さん、第二十八回障害物ハンググライダーレース優勝者の筑波 良太郎さん、拳法家にしてバイオリニストの沖 渡さん、カメラマンの村雨 士さん、南グループ御曹子の南・F・翔太郎さん映司さん兄弟です>

康太「………」

よしの「…何か解ったの?」

読み上げていく拉致被害者達の名前を一字一句逃さず聞いている康太を見て、よしのが彼に声をかけた。
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