スマブライダーアクセル

□第五話 首・領・影・会
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アポロガイスト「恐らく……な?」

未だに苛立ちを抑え切れずにいるジャーク将軍との通信を終え、アポロガイストは人間体に戻る。
そのまま彼は、改造戦士十二人が眠る区画へ移動する。前回オーズの強化コンボに敗れ、再改造・再強化が必要だと研究員が提案しガイ許可の下、スカイ・スーパー1・ZX・ブラック・ブラックRXも含め強化改造を施した。
今日がその完成日であるため、ガイ自ら視察に向かっていた。
エレベーターでその区画へ向かおうとガイが乗り込もうとしたその瞬間、総ての区画に備えられたアラームがけたたましく鳴り響く。何事かと思うガイの下に、GODの白服の研究員が報告に来た。

「も…申し上げます!前門からライダーが侵入して来ました!ぴっ、ピン…!」

ピンク!そう言い切る前にその研究員の脳天が突如撃ち抜かれ、研究員は力無く倒れた。

「ピンクではなくマゼンタだ。間違わないで貰いたいな」

撃った本人は、マゼンタカラーの装甲を持つ仮面ライダーディケイドだった。
彼の登場により、ガイは懐から小型化されたアポロガイストは頭部を翳す。

ガイ「…初代が何の様だ?」

ディケイド「この基地を破壊しに来た……。贋物の一号達含めてな」

ガイ「そうはいかない。基地はいくらでも、どこでも建設出来る。例えそれが過去や未来、地獄でもな。だが、最高傑作の改造戦士は唯一無二だ!!アポロチェンジ!!!」

ガイがアポロガイストに変身すると同時に、ディケイドはライドブッカーをガンモードからソードモードに変え、剣を交えた。
ただ、アポロガイストの細身剣とディケイドの両刃剣とでは相性が悪い。すると、ディケイドはライドブッカーからカードを一枚取り出し、そのカードの絵柄をアポロガイストに見せる。

ディケイド「おい、このカードを知っているか?」

アポロガイスト「……Xライダー…だと?まさか貴様!」

ディケイド「大ネオショッカー壊滅から何年経っていると思っている。その間にディケイドライバーの改造は可能だ」

Xのカードをディケイドライバーに装填し、アナウンスが鳴り響きその姿をXへと変え、さらに一枚のカードも装填する。

【KAMENRIDE X】

【ATTACKRIDE RAIDOL】

ディケイドXは召喚されたライドルをホイップ変形させた。

アポロガイスト「……ふん。わざわざ相手と同じ土俵に入るか?」

D.X「そうでなければ、勝ったあとの後味が悪いからな」

ディケイドXが言い終えると同時に、両者は再度剣を交えた。
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