テニプリパラレル。

□赤岳姫
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「よくやった樺地」

「……ウス」



狩人は心臓を王妃様に見せました。

しかしソレは赤岳姫の心臓ではありませんでした。

帰りに見つけたブタの心臓でした。



「若、この世で一番美しいのは…誰だ?」

「……それは、赤岳姫、です」

「ばかなっ!赤岳姫は死んだはずじゃ!?」

「死んでません…生きてます」



王妃様は怒りに顔をゆがめ、自室に入ってゆきました。



「跡部さん…」



鏡の声がむなしく響いていました。
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