黒バス。

□不意打ちSMILE
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黒子っちは滅多に笑わない。時々不安になる。黒子っちは俺のことが好きなのかって。
前に気になって聞いたことがあった。


「黒子っち、俺のこと好きっスか?」

「ええ、好きですよ」


即答だった。しかし、その顔は笑顔ではなく、いつもの無表情。余計に不安になった。ふと頭によぎったのは、ネガティブな発想。本当は無理して俺に付き合っているのではないかと。そう思ってしまったら本当にそうなのではないかと頭を廻っていく。


「ははっ…もう、ダメかもしれないっスね」


そう独り言を呟き、黒子っちにメールを打つ。内容は


  別れよう


送信して、ディスプレイを消す。これで…終わりなんだと。少ししてから着信が入った。黒子っちからだった。


「もしもし…どうしたの?黒子っち」


その一言を発するだけで精一杯だった。
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