土沖。

□Nightmare
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生温い液体、独特な臭い。

土方さんはそれを全身に浴びる。

そして何事もなかったかのように去る。

俺が必死に呼びかける。

土方さんは耳を傾ける気はなくどんどん遠くへ行く。

追いかけて、追いかけて、背中に触れそうなところまで近づく。

しかし触れる前に消えてしまう。

どこを探しても見つからない。

そこには泣き崩れている自分のみがいた。


 
 
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