テニプリパラレル。

□赤岳姫
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昔、跡部王国というところに、赤岳姫というとてもとても美しいお姫様がいました。



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ある日、王妃様は魔法の鏡の前でこういいました。



「なあ日吉、この世で一番美しいのはこの俺様だろ?アーン?」

「何馬鹿なこと言ってるんですか?この世で一番美しいのは赤岳姫ですよ?」

「何だと?もういっぺん言ってみろ!若!」

「だっだから///い、一番うつくしいのは…赤岳姫で…で、でも!…俺が一番美しいと思ってるのは…けっ景吾さんだけです///」

「わっ若!……ふっ、はははは!可愛いこと言ってくれるじゃねーの!!おい樺地!」

「ウス!」

「赤岳姫を今すぐ殺せ…この世で美しいのは俺だけで十分だ。なぁ樺地?」

「ウス!」



狩人は王妃様に言われ、小型ナイフを持って森へと出かけていきました。

しばらく歩いていると、狩人はなんとも美しい赤い髪をした人を見つけました。

その人は赤岳姫でした。狩人に気がついたようで、話しかけてきました。



「おまえ、狩人か?何してんだ?」

「……逃げて…ください」

「は?」

「王妃様が…あなたの命を……狙っています。私は、王妃様に…殺すように…頼まれたんです」

「嘘だろっ!?」

「本当…です。早く、逃げてください」

「……うん。ありがとう!教えてくれて」

「ウス…」



赤岳姫は森の奥深くまで走って行きました。

そしてたどり着いたのが可愛らしい小屋のあるところでした。



「ちょっと疲れちゃったかな…」



赤岳姫は小屋にはいり、すぐ近くに小さいベッドが3つあることに気付きました。



「ごめんなさい。少し疲れたから、借りますね……」



そうして赤岳姫は眠りにつきました。
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