テニプリパラレル。
□赤岳姫
2ページ/9ページ
昔、跡部王国というところに、赤岳姫というとてもとても美しいお姫様がいました。
><><><><><><><><><><><
ある日、王妃様は魔法の鏡の前でこういいました。
「なあ日吉、この世で一番美しいのはこの俺様だろ?アーン?」
「何馬鹿なこと言ってるんですか?この世で一番美しいのは赤岳姫ですよ?」
「何だと?もういっぺん言ってみろ!若!」
「だっだから///い、一番うつくしいのは…赤岳姫で…で、でも!…俺が一番美しいと思ってるのは…けっ景吾さんだけです///」
「わっ若!……ふっ、はははは!可愛いこと言ってくれるじゃねーの!!おい樺地!」
「ウス!」
「赤岳姫を今すぐ殺せ…この世で美しいのは俺だけで十分だ。なぁ樺地?」
「ウス!」
狩人は王妃様に言われ、小型ナイフを持って森へと出かけていきました。
しばらく歩いていると、狩人はなんとも美しい赤い髪をした人を見つけました。
その人は赤岳姫でした。狩人に気がついたようで、話しかけてきました。
「おまえ、狩人か?何してんだ?」
「……逃げて…ください」
「は?」
「王妃様が…あなたの命を……狙っています。私は、王妃様に…殺すように…頼まれたんです」
「嘘だろっ!?」
「本当…です。早く、逃げてください」
「……うん。ありがとう!教えてくれて」
「ウス…」
赤岳姫は森の奥深くまで走って行きました。
そしてたどり着いたのが可愛らしい小屋のあるところでした。
「ちょっと疲れちゃったかな…」
赤岳姫は小屋にはいり、すぐ近くに小さいベッドが3つあることに気付きました。
「ごめんなさい。少し疲れたから、借りますね……」
そうして赤岳姫は眠りにつきました。